「Web」カテゴリーの記事一覧
野口聡一宇宙飛行士らが地球に帰還、半年間の宇宙滞在ミッションを振り返る
日本の野口聡一宇宙飛行士ら4人を乗せた、米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルー・ドラゴン」運用1号機(Crew-1)が、2021年5月2日、地球への帰還に成功した。
野口氏ら搭乗していた4人の健康状態は正常だという。4人は昨年10月から国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在し、さまざまな実験や研究、ISSのメンテナンス活動に従事した。
中国が宇宙ステーションをもつ日 – 最初のモジュール「天和」打ち上げ成功
中国国家航天局は2021年4月29日、大型宇宙ステーションの最初のモジュール「天和」の打ち上げに成功した。
今後、実験室などのモジュールを続々と打ち上げて結合させ、2022年末までの完成を目指す。
さらに、今年5月には補給船の打ち上げ、6月には宇宙飛行士の滞在も予定。中国の有人宇宙活動は新しい段階に入った。
NASAの火星探査車、火星大気の二酸化炭素から酸素を取り出す実験に成功
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月25日、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の3回目の飛行試験を行い、これまでよりも速く、遠くへ飛行することに成功したと発表した。
装備した航法カメラの画像をリアルタイムで処理しながら飛ぶ、完全な自律飛行にも成功した。
NASAでは、今後のさらなる飛行試験だけでなく、将来の実用的な火星ヘリコプターの実現にもつながる、大きな成果としている。
NASAの火星探査車、火星大気の二酸化炭素から酸素を取り出す実験に成功
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月22日、火星を探査している探査車「パーサヴィアランス」に搭載している機器を使い、火星の大気に含まれている二酸化炭素から酸素を取り出す実験に成功したと発表した。
実際に火星で実験が行われたのは初めて。また、他の惑星の物質を資源として取り出したのも初の例となった。
NASAでは将来的に、人が生きるのに必要な酸素を作り出したり、ロケットの推進剤に使ったりといったことに応用したいとしている。
JAXAの星出彰彦宇宙飛行士、3回目の宇宙飛行へ – 月や火星への夢を乗せ出発
米宇宙企業スペースXは2021年4月23日、有人宇宙船「クルー・ドラゴン」運用2号機(Crew-2)の打ち上げに成功した。
Crew-2には、星出彰彦宇宙飛行士ら4人が搭乗。24日の夜には、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングにも成功した。
4人は、先に滞在している野口聡一宇宙飛行士と入れ替わる形でISSに約半年間滞在。星出氏は日本人2人目のISS船長としてクルーの指揮を執る。
NASAのヘリコプター、火星の空を舞う! 偉業を叶えた創意工夫とは?
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月19日、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の初飛行に成功した。
地球以外の天体で、航空機が動力飛行に成功したのは史上初。ライト兄弟による初の動力飛行の成功に並ぶ歴史的快挙となった。
この偉業が実現した背景には、名前のとおり数多くの「創意工夫」があった。
半世紀ぶりの有人月着陸はスペースXの「スターシップ」で実現へ、NASA
米国航空宇宙局(NASA)は2021年4月17日、有人月探査計画「アルテミス」で使用する月着陸船に、スペースXが開発中の巨大宇宙船「スターシップ」を選定したと発表した。
開発が順調に進めば、2024年以降に予定されている半世紀ぶりの有人月着陸で使用。さらに、その後の月探査でも継続的に使用される可能性がある。
ユーリィ・ガガーリン物語 – 人類初の宇宙飛行から60周年、その伝説のすべて
人類初の宇宙飛行士ユーリィ・ガガーリンと、彼が乗った宇宙船「ヴォストーク」が宇宙を飛んだのは、いまから60年前の1961年4月12日のことだった。
その伝説はいまなお色褪せることなく、宇宙を愛するすべての人々の胸に焼き付き、その情熱を鼓舞し続けている。
はたしてガガーリンとはどのような人物だったのか。なぜ彼が人類初の宇宙飛行士に選ばれたのか。そして前人未到の宇宙飛行はどんなものだったのか。彼にまつわる伝説を振り返ってみたい。
映画『太陽は動かない』、その物語の鍵を握る「宇宙太陽光発電」とは?
大ヒット上映中の映画『太陽は動かない』。藤原竜也氏と竹内涼真氏の初共演で繰り広げられる極限のノンストップ・サスペンスとして話題の本作では、物語の重要な鍵を握る存在として「宇宙太陽光発電システム」が登場する。
“全人類の未来を決める次世代エネルギー”として、その極秘情報を巡り、秘密組織に所属する主人公2人のエージェントをはじめ、他の秘密組織や裏組織をも巻き込んだ壮絶な争奪戦が展開されるが、じつはこの宇宙太陽光発電システム、まったくの荒唐無稽なものではなく、現実に研究・開発が進められている技術でもある。
はたして宇宙太陽光発電システムとはどんなものなのか? なぜ主人公2人をはじめ、登場人物はみんなこの技術を狙って命をかけることになったのだろうか?
その研究の最先端を走る、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究開発部門 宇宙太陽光発電システム(SSPS)研究チーム長の杉田寛之(すぎた ひろゆき)氏にお話を伺った。
ヴァージン、銀ピカに輝く次世代宇宙船「スペースシップIII」を発表
米国の宇宙企業ヴァージン・ギャラクティックは2021年3月30日、次世代宇宙船「スペースシップIII」の1号機「VSSイマジン」を発表した。
同社は今後試験を行うとともに、同型の2号機「VSSインスパイア」の製造も進め、サブオービタル飛行による宇宙旅行の実現を目指す。しかし、宇宙旅行の実現時期はまだ未定であるなど、その今後には不透明なところも多い。