スペースXの巨大ロケット「スターシップ」の初飛行は、“成功した失敗”だ
米国の宇宙企業スペースXは2023年4月20日、新型ロケット「スターシップ/スーパーヘビー」の初の飛行試験を実施した。
人類の火星移住を実現するために開発された史上最大、最強のロケットは、見事に空へ舞い上がったものの、ロケットエンジンが徐々に停止し、姿勢が崩れ、そして最終的に宇宙空間に到達する前に自爆した。
宇宙にすら達せず凄惨な火の玉と化すという、ややほろ苦い結果に終わったものの、それはあらかじめ予期されていた、そして未来へと続く“成功した失敗”でもある。私たち人類は、火星に向けた一歩を確実に踏み出したのだ。
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