【連載】世界中の天文学者が恋焦がれた、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の見た宇宙
カリーナ星雲にそびえる「宇宙の崖」、5つの銀河が集まった「ステファンの五つ子」、指輪のような「南のリング星雲」、そして地球系外惑星の大気――。
米国航空宇宙局(NASA)などは2022年7月12日、最新鋭の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」が初めて撮影した画像を公開した。
NASAが「今後何十年にもわたって、世界中の天文学者が酔いしれる世界最高の天文台」と謳うJWST。今回公開された画像は、その性能の一端を見せつけるとともに、これからの研究、そして宇宙に潜む数々の謎の解明に大いに期待が持てるものだった。
その初画像はどんなものだったのか、なにが写っているのか、そしてそこからなにがわかるのか。世界中の天文学者が恋焦がれ、ついに目にすることができた画像を詳しく見ていきたい。