ベテルギウスの「大減光」の原因は塵の覆いによる低温領域発生の影響か?
国際的な天文学者の研究チームは2021年6月16日、一昨年から去年にかけて世界を賑わせた「ベテルギウス」の大減光について、恒星内部のガスの動きによって低温の領域が発生し、それにより塵の塊が形成され、表面の一部が覆い隠されたことが原因とする研究成果を発表した。
欧州南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)を用いて撮影した、ベテルギウスの表面の画像から、明るさがどのように変化したかを分析することで、大減光の謎に迫ることができたとしている。
論文は同日付で論文誌『ネイチャー』に掲載された。