探査機「ボイジャー1」で星間物質の密度を測定する新手法、米コーネル大
米国コーネル大学の研究チームは2021年5月10日、太陽圏を超えて星間空間を航行している米国航空宇宙局(NASA) の探査機「ボイジャー1」の観測データを活用し、星間空間にある物質「星間物質」の密度を連続的に測定することに成功したと発表した。
星間空間の密度を測定する新たな方法であり、太陽圏に近い星間物質の構造を探るための新たな道を開くものだという。また、星間物質が太陽風とどのように相互作用するのか、また太陽系の保護膜である太陽圏が星間環境によってどのように形成され、そしてどう変化するのかを理解することにもつながるとしている。
論文は同日付けで論文誌『Nature Astronomy』に掲載された。
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