火星の夏では塩化水素が生まれ、水は失われる? 欧露の火星探査機が発見
欧州宇宙機関(ESA)などは2021年2月11日、欧州とロシアが共同で運用している火星探査機「トレース・ガス・オービター」の観測データから、火星の大気に「塩化水素」を発見したと発表した。塩化水素が見つかったのは初めてで、火星でこれまでに知られていない化学サイクルが起こっていることを示しているという。
また、火星から水が失われた謎についても新たな発見があった。
これらの成果についてまとめられた2本の論文は、2月10日付け発行の『Science Advances』誌に掲載された。
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