小型衛星打ち上げの新たな旗手、空中発射ロケット「ローンチャーワン」誕生
米国の宇宙企業ヴァージン・オービットは2021年1月18日、空中発射型の小型ロケット「ローンチャーワン」による衛星の打ち上げに初めて成功した。
これまで小型・超小型衛星の打ち上げは、米国のロケット・ラボがほぼ独占していたが、ヴァージン・オービットの参入でいよいよ市場競争が始まることになる。
空中発射ロケットは、地上から打ち上げるロケットと比べ、長所もあれば短所もあり、これまでは短所のほうが大きく、商業的な成功を収めた例はない。はたしてローンチャーワンは、その苦い歴史に終止符を打てるのだろうか。