中国、科学衛星「GECAM」を打ち上げ – 高エネルギー天体現象を全天観測
中国科学院などは2020年12月10日、科学衛星「重力波高エネルギー電磁カウンターパート全天モニター(GECAM)」の打ち上げに成功した。
GECAMは、ガンマ線バーストやX線バースト、高速電波バーストなど、宇宙で起こるさまざまな高エネルギー爆発現象の全天観測を行う衛星で、ブラックホールや中性子星などにまつわる謎、とくに近年注目されている重力波の発生にともなって起こる現象に関する謎の解明を目指す。
さらに太陽フレアや地球ガンマ線フラッシュなど、地球や太陽で起こる現象の解明も目指している。