「Web」カテゴリーの記事一覧
中国、「神舟十五号」宇宙船の打ち上げに成功 – 宇宙ステーション6人体制へ
中国有人宇宙飛行工程弁公室は2022年11月30日、3人の中国宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「神舟十五号」の打ち上げに成功した。宇宙船はその後、「中国宇宙ステーション(CSS)」とのドッキングにも成功した。
3人の宇宙飛行士は約半年間、CSSに長期滞在する。CSSは一時的に6人体制となり、中国による本格的な宇宙ステーション運用が始まる。
【連載】ついに始まった人類の月への帰還、NASA「アルテミスI」が刻む新たな一歩
米国航空宇宙局(NASA)は2022年11月16日、有人月探査に向けた無人試験ミッション「アルテミスI」の打ち上げに成功した。
アポロ計画以来、約半世紀ぶりの有人月探査を目指す「アルテミス」計画。その目的とは? 計画のかなめとなる巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」と有人宇宙船「オリオン(オライオンとも)」とは? そしてアルテミス計画にとって最初の第一歩となるアルテミスIミッションとは? 人類がふたたび月に舞い降りるまでの計画と、その後の構想とは? アルテミス計画の全貌に迫る。
NASA、有人月着陸に向けた試験ミッション「アルテミスI」打ち上げ成功
米国航空宇宙局(NASA)は2022年11月16日、巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の打ち上げに成功した。
SLSは搭載していた「オライオン(Orion)」宇宙船を月へ向かう軌道に投入。2025年に予定されている有人月探査に向け、無人の試験ミッション「アルテミスI」に挑む。
中国の「長征五号B」ロケットの残骸が大気圏再突入、今後も落下の危険が続く?
中国が宇宙ステーションの打ち上げに使った大型ロケット「長征五号B」の機体が、日本時間2022年11月4日19時01分ごろ、太平洋上で大気圏に再突入した。
無制御の状態で再突入したため、正確な再突入地点は直前まで不明だった。燃え残った破片が海上に落下した可能性はあるものの、被害は報告されていない。
中国は今後も長征五号Bの打ち上げを続ける見通しで、対策が取られない限り、打ち上げのたびに破片が地上に落下するかもしれない危険な状態が続くことになる。
今度こそ月へ! NASAの巨大月ロケット「SLS」が射点へ、打ち上げ準備進む
米国航空宇宙局(NASA)は2022年11月4日、有人月探査の試験ミッション「アルテミスI」の打ち上げに向け、巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を発射台へと移動させた。
当初、打ち上げはこの夏に予定されていたが、トラブルやハリケーンの影響などにより延期。現時点で新しい打ち上げ日時は、日本時間11月14日14時7分(米東部標準時同日0時7分)に設定されている。
スペースX、超大型ロケット「ファルコン・ヘヴィ」で米宇宙軍の衛星を打上げ
米宇宙企業スペースXは2022年11月1日、超大型ロケット「ファルコン・ヘヴィ」の打ち上げに成功した。米国宇宙軍の軍事衛星を静止軌道に直接投入した。
ファルコン・ヘヴィは現在世界で最も打ち上げ能力の大きなロケットで、打ち上げは約3年ぶり。
今後、大型の軍事衛星や小惑星探査機、月周回有人拠点「ゲートウェイ」のモジュールなど、数々の重要な打ち上げミッションが控える。
「中国宇宙ステーション」完成へ – 人類の新たな前哨基地、その期待と懸念
中国有人宇宙飛行工程弁公室は2022年10月31日、中国宇宙ステーション(CSS)の科学実験モジュール「夢天」の打ち上げに成功した。
夢天はその後、CSSのコア・モジュールとのドッキングに成功。昨年4月から始まったCSSの建設は、ひとまずの完成を迎えることとなった。
今後、宇宙飛行士の滞在をはじめ、さまざまな宇宙実験の実施、さらには宇宙望遠鏡モジュールの打ち上げなども計画されており、米国やロシア、欧州、日本などが運用する国際宇宙ステーション(ISS)と並ぶ、人類の宇宙の橋頭堡として活躍が期待される。
東京エレクトロン「Telescope Magazine」いつか私たちは火星人に。NASAとイーロン・マスクが挑む有人火星探査の最前線
東京エレクトロンさまのWebマガジン『Telescope Magazine』に、「いつか私たちは火星人に。NASAとイーロン・マスクが挑む有人火星探査の最前線」を寄稿しました。
NASAのアルテミス計画やスペースXの火星移住計画など、有人火星探査の現状について解説しました。
米ブルー・オリジンの宇宙船、無人飛行で打ち上げ失敗 – 脱出装置で無事回収
米国の宇宙企業ブルー・オリジンは2022年9月12日、「ニュー・シェパード」宇宙船の打ち上げに失敗した。
実験装置を積んだ無人での飛行だったため、けが人は出ていない。また、脱出装置が機能したことから、カプセルと中の実験装置は無事に回収されている。
運用段階に入ってからの打ち上げ失敗は初めて。原因は調査中としている。当面の飛行停止は避けられず、今後の同社による宇宙旅行ビジネスに影響を及ぼす可能性がある。
有人月探査の試験ミッション「アルテミスI」打ち上げ延期、その理由と今後
米国航空宇宙局(NASA)は2022年9月4日、有人月探査計画「アルテミス」の第一歩となる「アルテミスI」ミッションの打ち上げを延期すると発表した。ロケットに燃料の液体水素を充填している際に漏れが発生し、解決できなかったためだという。
打ち上げチームは修理に向けた準備を進めている。新しい打ち上げ日は未定だが、10月まで延期される可能性もある。