「マイナビニュース」カテゴリーの記事一覧
中国、科学衛星「GECAM」を打ち上げ – 高エネルギー天体現象を全天観測
中国科学院などは2020年12月10日、科学衛星「重力波高エネルギー電磁カウンターパート全天モニター(GECAM)」の打ち上げに成功した。
GECAMは、ガンマ線バーストやX線バースト、高速電波バーストなど、宇宙で起こるさまざまな高エネルギー爆発現象の全天観測を行う衛星で、ブラックホールや中性子星などにまつわる謎、とくに近年注目されている重力波の発生にともなって起こる現象に関する謎の解明を目指す。
さらに太陽フレアや地球ガンマ線フラッシュなど、地球や太陽で起こる現象の解明も目指している。
NASA、アルテミス計画で月に降り立つ宇宙飛行士「アルテミス・チーム」発表
米国航空宇宙局(NASA)は2020年12月10日、有人月探査計画「アルテミス」で月に降り立つ、最初の18人の宇宙飛行士を発表した。
この18人は「アルテミス・チーム」と呼ばれ、2024年の有人月着陸を皮切りに、10年後までに持続可能な有人月探査を確立する役割を担う。
米ベンチャー「アストラ」がロケット打ち上げ試験 – 軌道到達まであと一歩
米国のロケット・ベンチャー企業「アストラ(Astra)」は2020年12月15日、自社開発した超小型ロケット「ロケット3.2」の打ち上げ試験を実施した。
ロケットは高度100kmを超え、宇宙空間に到達。トラブルにより軌道速度には達しなかったが、試験としては大きな成功を収めた。
同社では、改修は比較的簡単であり、次の打ち上げで衛星の軌道投入が成功する可能性は高いとしている。
中国の月探査機「嫦娥五号」が地球に帰還 – 44年ぶりに月の石の回収に成功
中国国家航天局は2020年12月17日、月の試料が入った探査機「嫦娥五号」のカプセルが、予定どおり内モンゴル自治区の草原地帯に着陸したと発表した。カプセルの回収にも成功したという。
月の試料を持ち帰る「サンプル・リターン」に成功したのは、米国、ソ連に続いて3か国目で、また1976年のソ連のミッション以来44年ぶりのこととなった。この成功により、中国と人類の太陽系探査は新たな段階を迎えた。
日本の宇宙スタートアップSynspective、初の実証衛星の打ち上げに成功
日本の宇宙スタートアップ企業Synspective(シンスペクティブ)は2020年12月15日、同社初の実証衛星「StriX-α(ストリクス・アルファ)」の打ち上げに成功した。
StriX-αには、夜間や雲があるときでも宇宙から地表を撮像できる合成開口レーダーを搭載。将来的に30機の商用衛星を打ち上げ、世界のどこでも3時間以内に観測できるようにし、都市計画やインフラ、金融・保険、防災などの分野での利用を目指す。
ロシアの新型ロケット「アンガラー」が6年ぶりに打ち上げ、その理由とは?
ロシア国営宇宙企業ロスコスモスとロシア航空宇宙軍は2020年12月14日、新型ロケット「アンガラーA5」試験機2号機の打ち上げに成功した。
アンガラーはロシアの次世代ロケットとして、その将来を嘱望されながら、さまざまな問題により開発は大幅に遅延。今回の打ち上げも2014年以来、じつに6年ぶりとなった。
はたしてアンガラーとはどんなロケットなのか。その概要から、なぜ計画が遅れ続けているのか、将来の展望などについてみていきたい。
これぞ火星への玄関口! スペースXが巨大宇宙船の試作機の飛行試験に成功
マイナビニュースに、「これぞ火星への玄関口! スペースXが巨大宇宙船の試作機の飛行試験に成功」という記事を書きました。
スペースXが巨大宇宙船「スターシップ」の試作機「SN8」の飛行試験を実施した話です。
スターシップの詳細から、今回のSN8の飛行試験の顛末、イーロン・マスク氏のコメント、そして今後の開発や打ち上げの計画や展望、期待などについて書きました
スペースXが新型補給船「カーゴドラゴン」の打上げに成功、補給能力が向上
マイナビニュースに、「スペースXが新型補給船「カーゴドラゴン」の打上げに成功、補給能力が向上」という記事を書きました。
スペースXが新型の無人補給船「カーゴ・ドラゴン」の打ち上げに成功した話です。
従来のドラゴン補給船や、ベースとなったクルー・ドラゴン宇宙船との違いを中心に、今回の打ち上げの顛末やミッションの概要、今後の飛行や運用の予定などについて書きました。
衛星通信に新たな“光”を! JAXAが挑む「光衛星間通信システム」とは?
マイナビニュースに、「衛星通信に新たな“光”を! JAXAが挑む「光衛星間通信システム」とは?」という記事を書きました。
先日打ち上げられた、JAXAの「光データ中継衛星」に搭載された「光衛星間通信システム(LUCAS)」の解説記事です。
衛星でデータを中継するメリットや、その通信を「光化」するメリット、実現のための工夫、そして光衛星通信技術の未来などについて書きました。
アレシボ天文台の305m電波望遠鏡、解体を待たず崩壊 – 57年の歴史に幕
マイナビニュースに、「アレシボ天文台の305m電波望遠鏡、解体を待たず崩壊 – 57年の歴史に幕」という記事を書きました。
プエルトリコにある「アレシボ天文台」の305m電波望遠鏡が崩壊してしまった話です。
崩壊に至った経緯など、同望遠鏡のここ最近の動向から、今後の計画、関係者の方の声などについて書きました。崩壊の瞬間を捉えた監視カメラの動画も載せています。