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2024年2月28日・マイナビニュース

米民間企業が挑んだ月面着陸 – 着陸機「オデュッセウス」が紡いだ叙事詩

 米国が、月面に足跡を最後に刻んだのは、1972年のアポロ計画最後のミッション「アポロ17」だった。以来、米国は月面に人間はおろか、無人の探査機すら送り込むことはなかった。     

 それから約半世紀、米国はついに月面に帰還した。だが、その内容も陣容も意義も、かつてとは大きく異なっていた。成し遂げたのは「イントゥイティブ・マシーンズ」というベンチャー企業であり、アポロでは主役だった米国航空宇宙局(NASA)が今回は”顧客”となり、そして人類が月へ帰還するための前哨戦となるものだったのである。

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2024年2月26日・週刊エコノミスト

『週刊エコノミスト』3月5日号

 2月26日(月)発売の『週刊エコノミスト』3月5日号に、「H3打ち上げ成功 宇宙輸送維持にめども ビジネス面の課題山積」という記事を書きました。

 ぜひお買い求めいただけますと幸いです。


2024年2月8日・Telescope Magazine

太陽系の外からやってきた恒星間天体「オウムアムア」の謎とは? | TELESCOPE magazine | 東京エレクトロン

 東京エレクトロンさまのWebマガジン『TELESCOPE magazine』に記事を寄稿しました。

 史上初めて観測された恒星間天体オウムアムアと、それを追いかけて探査する計画、恒星間天体を待ち構えて探査する「コメット・インターセプター」などについて解説しました。


2024年2月6日・ラジオ出演

2月7日(水)TOKYO FM『Blue Ocean』出演

 2月7日(水)9時00分~11時00分放送の、TOKYO FM『Blue Ocean』に出演します。

 小型月着陸実証機(SLIM)について解説します。

 ぜひお聞きいただけますと幸いです。

 どうぞよろしくお願いいたします。


2024年2月2日・週刊エコノミスト

週刊エコノミスト 2月13日号

 2月5日(月)発売の『週刊エコノミスト』2月13日号に、「日本は勝負の年に ロケット打ち上げは背水の陣 衛星ベンチャーは飛躍へ」という記事を寄稿しました。

 今年の宇宙ビジネスの動きや展望について書きました。

 ぜひお買い求めいただけますと幸いです。 


2024年1月18日・Web(その他)

地上と宇宙を飛び交う光が、社会課題を解決する光となる―宇宙での光技術の利活用が叶える未来とは | 東陽テクニカ | “はかる”技術で未来を創る | 東陽テクニカルマガジン

 東陽テクニカさま発行の『東陽テクニカルマガジン』に記事を書きました。

 東京大学生産技術研究所の横田裕輔准教授に、宇宙における光(レーザー)技術の現状や課題、また防災・減災、宇宙ごみ、情報格差といった問題の解決への期待や展望について伺いました。


2023年12月29日・マイナビニュース

ロケット・ラボ「エレクトロン」ロケット打ち上げ再開、QPS研究所の衛星を搭載

 米宇宙企業ロケット・ラボは2023年12月15日、小型ロケット「エレクトロン」の打ち上げに成功した。

 エレクトロンは9月に打ち上げに失敗しており、今回が失敗後初の打ち上げとなった。

 ロケットには日本のベンチャー企業QPS研究所の小型地球観測衛星「ツクヨミ-I」が搭載されており、無事所定の軌道に投入された。

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2023年12月28日・マイナビニュース

インドの月探査機が地球周回軌道に帰還、将来のサンプル・リターンへの布石に

 インド宇宙研究機関(ISRO)は2023年12月4日、月探査機「チャンドラヤーン3」の推進モジュールを、月周回軌道から地球周回軌道へ帰還させることに成功したと発表した。

 チャンドラヤーン3は月面着陸を目的としたミッションで、今年8月に着陸機と探査車が着陸に成功した。推進モジュールはもともと、それらを地球周回軌道から月周回軌道まで運ぶ役割を担っていたが、余力が生まれたことで地球周回軌道への帰還が実現した。

 ISROはこの運用を通じて得られた技術やノウハウを活かし、早ければ2026年にも、月の石を地球に持ち帰るサンプル・リターン・ミッションに挑む。

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2023年12月26日・マイナビニュース

スペースXの「スターシップ」が2回目の飛行試験、“来年は100回飛行”の野望

 イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業スペースXは2023年11月18日、巨大ロケット「スターシップ」の2度目の飛行試験に挑んだ。

 4月の初飛行では、離昇直後から問題が相次ぎ、宇宙にすら到達できず、発射台も大きく損傷するなど、不満足な結果に終わった。しかし今回は、計画どおりとまではいかなかったものの、機体やエンジン、発射台の完成度に明らかな、そして大きな進歩が見られた。

 そしていま、3度目の飛行試験の準備も始まっている。数年のうちには年間100回の飛行を行い、月・火星への飛行に挑もうとする、人類史上最大のロケットの現状に迫る。

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2023年12月21日・マイナビニュース

地下に広がる巨大空間 – 人類の根源に迫る実験施設「ハイパーカミオカンデ」

 美しくも険しい山々に囲まれた岐阜県飛騨市神岡町。この地に、16万光年彼方の超新星1987Aから、謎だらけの素粒子「ニュートリノ」が降り注いだのは1987年2月のことだった。その様子は、山中に造られた実験装置「カミオカンデ」で捉えられ、「ニュートリノ天文学」の幕開けとなり、その成果は2002年のノーベル物理学賞に選ばれた。

 さらに2015年には、より発展した「スーパーカミオカンデ」により、ニュートリノに質量があることが突き止められ、2015年のノーベル物理学賞に選ばれている。

 そしていま、ニュートリノにまつわるさらなる謎と、そして素粒子物理学が直面している最大の謎に挑むため、新たな実験装置「ハイパーカミオカンデ」の建設が進んでいる。

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