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12月21日・東京新聞(朝刊)にコメントが掲載されました
米企業ロケット・ラボ、独創的な新型再使用ロケット「ニュートロン」を発表
米国の宇宙企業「ロケット・ラボ」は2021年12月2日、開発中の新型ロケット「ニュートロン(Neutron)」の最新情報を公開した。
従来の構想に比べ、機体やフェアリング、エンジンに独自性ある技術を多く採用。打ち上げコストの低減を目指し、信頼性と再使用性をさらに追求したコンセプトとなった。
そこには、ライバルとなるスペースXの再使用ロケット「ファルコン9」の“弱点”を研究して生み出された、数々の工夫が込められている。
フジテレビ「ライブニュースイット」に出演
「宇宙は本当にあった!」と快哉を叫んだ前澤友作氏、その宇宙旅行の意義
それは、試合が膠着し、沈鬱としたサッカー場を切り裂く、豪快なシュートのような言葉だった――。
2021年12月8日、実業家の前澤友作氏、平野陽三氏らを乗せた「ソユーズMS-20」宇宙船が宇宙へ飛び立った。宇宙船は同日中に国際宇宙ステーション(ISS)に到着。前澤氏は「でかい!」、「本当にあったよ宇宙が! ステーションも!」と、飾り気のない感想を声にした。
ISSへの宇宙旅行者の滞在は約10年ぶり。日本人では初となる。本格的な宇宙旅行時代の夜明けが近づくこの時期に、宇宙へ旅立った前澤氏。このミッションの意義はどこにあるのだろうか。
12月11日(土)、読売テレビ「ウェークアップ」に出演します
12月11日(土)放送の、読売テレビ「ウェークアップ」に出演します。
前澤友作さんの宇宙旅行や、民間による宇宙旅行の今後などについて解説する予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
月刊『軍事研究』2022年1月号
月刊『軍事研究』2022年1月号(12月10日発売 、ジャパン・ミリタリー・レビュー )に、連載「最新世界の次世代ロケット」の第4回「次世代長征シリーズと小型・超小型ロケット」を書きました。
中国のロケットの歴史から現状、旧式化したロケットを代替するために開発された次世代「長征」ロケット、そしてベンチャーも参画する小型・超小型ロケットの開発などについて解説しました。
ぜひお手に取ってご覧いただけますと幸いです。
12月9日(木)放送のTBSラジオ「アシタノカレッジ」に出演します
12月9日(木)放送の、TBSラジオ「アシタノカレッジ」に出演します。
前澤友作さんらの宇宙旅行の概要や、民間による宇宙旅行の今後などについて解説する予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
国際宇宙ステーションの後継機を開発せよ! 米企業3社の商業ステーション計画
米国航空宇宙局(NASA)は2021年12月2日、国際宇宙ステーション(ISS)の後継機となる新たな「商業宇宙ステーション」の建造に向けて、米国企業3社と契約を結んだと発表した。
選ばれたのはブルー・オリジン、ナノラックス、ノースロップ・グラマンの3社。各社とも2020年代後半の完成を目指し、地球低軌道における新たな有人活動拠点として、科学やビジネスに大きな変革をもたらすことを狙う。
小惑星の衝突から地球は守れるのか? NASAの実証ミッション「DART」の全貌
かつて、生き物の王者として栄華を極めた恐竜。しかし、白亜紀末に絶滅し、地球上から姿を消した。その原因は、小惑星が地球に衝突したためといわれている。
それから約6500万年が経った2021年11月24日、米国航空宇宙局(NASA)は探査機を小惑星に衝突させ、その軌道をそらすことができるかどうかを試験するミッション「DART」を打ち上げた。
恐竜たちのかたきを討つため、そして地球の未来を守るため、小惑星や彗星から地球を守るための技術を実証する、史上初の試みが始まった。
世界で最も“退屈”な「アストラのロケット」、ついに衛星打ち上げに成功
雄大な大自然が広がるアラスカ。険しくも風光明媚なこの地から、一風変わったロケットが宇宙へ向けて飛び立った。
ロケットを開発したのは、米国カリフォルニア州の宇宙企業「アストラ・スペース」。小型・超小型衛星打ち上げ用ロケットを開発しているスタートアップで、他社とは一線を画する設計のロケットが特徴である。
これまでに3度打ち上げに失敗しており、2021年11月20日(日本時間)、”四度目の正直”として宇宙へ挑戦。ロケットは順調に飛行し、地球を回る軌道への到達に成功した。
これにより同社は、衛星の商業打ち上げ市場に本格的に参入。いよいよ競合他社との直接的な競争に臨むこととなった。