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『スター・トレック』生みの親の遺灰、「ヴァルカン」ロケットで宇宙へ
宇宙葬を手掛ける米国の民間企業「セレスティス(Celestis)」は2022年1月26日、『スター・トレック』の生みの親ジーン・ロッデンベリー氏らの遺灰を、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が開発中のロケット「ヴァルカン」で打ち上げると発表した。
ミッション名は「エンタープライズ」で、打ち上げは今年後半の予定。同社は「『ヴァルカン』という名前のロケットで、この歴史的なミッションを行うことを楽しみにしています」と語る。
恒星間天体「オウムアムア」を追いかけて探査する「プロジェクト・ライラ」
2017年、史上初めて発見された恒星間天体「オウムアムア(‘Oumuamua)」。太陽系の外から突如やってきた来訪者に、天文学界は大きく沸き立った。
発見された時点で、オウムアムアは地球から遠く離れた場所にあり、さらに遠ざかっていたため、いったいどんな天体なのかはほとんどわかっていない。
その謎を解き明かすため、英国の非営利団体「Initiative for Interstellar Studies (i4is)」は、オウムアムアを追いかけて探査する計画「プロジェクト・ライラ(Project Lyra)」を提案している。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、目的地に到着 – 観測に向けた準備が本格化
米国航空宇宙局(NASA)などは2022年1月25日、昨年末に打ち上げたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、観測を行う太陽・地球系のラグランジュ点L2を回る軌道に到着したと発表した。
JWSTは今後、約3か月かけて望遠鏡を調整。今春にも最初の画像を撮影する“ファースト・ライト”を行い、科学運用に入る予定となっている。
『週刊エコノミスト』2022年2月8日号
1月31日(月)発売の『週刊エコノミスト』2022年2月8日号に、H3ロケットの打ち上げ再延期に関するニュース記事を書きました。
ご高覧いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
【連載】世界中の天文学者が酔いしれる「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」のすべて
米国航空宇宙局(NASA)などは2021年12月25日、「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」を打ち上げた。
JWSTは、宇宙初期に生まれた星や銀河の光や、太陽系内にある天体、さらに太陽系外にある惑星まで、宇宙のあらゆる時代や姿を探索することができ、数多くの新しい発見をもたらすと期待されている。
月刊『軍事研究』2022年2月号
月刊『軍事研究』2022年2月号(1月8日発売 、ジャパン・ミリタリー・レビュー )に、「先陣を切る『孤独な宇宙ロボット』」という記事を書きました。
今号では「陸・海・空・宇宙の無人兵器」という特集が組まれており、その中で「最新世界の無人探査機」というテーマをいただき、人工衛星や月・惑星探査機など、宇宙機の自動・自律制御(=ロボット)の概要や最新の状況、今後の展望などについて解説しました。
ぜひお手に取ってご覧いただけますと幸いです。
太陽コロナに突入! NASA探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が見た世界
米国航空宇宙局(NASA)は2021年12月15日、太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、太陽の上層大気であるコロナへ突入することに成功したと発表した。
探査機が太陽に“触れた”のは史上初めて。太陽風の磁力線の向きがS字型になる現象の起源も突き止めることにも成功した。太陽コロナの粒子と磁場を直接探査することで、太陽そのものと、太陽が太陽系に及ぼす影響について、重要な情報を得ることができたとしている。広告
成果をまとめた論文は、『Physical Review Letters』に掲載されたほか、『Astrophysical Journal』にも受理された。
ダイナミックな宇宙を探る切り札! X線偏光観測衛星「IXPE」打ち上げ成功
米国航空宇宙局(NASA)などは2021年12月9日、X線偏光観測衛星「IXPE」の打ち上げに成功した。
IXPEは、超新星残骸や超巨大ブラックホールなどの高エネルギー天体から放たれるX線の「偏光」を観測。宇宙で最も強烈で謎に満ちた天体を、これまでにない新しい方法で見ることで、その謎を解き明かすことを目指している。
JAXA「イプシロン」ロケット5号機のファクトブックを制作しました
JAXA様からのご依頼で、先日打ち上げられた「イプシロン」ロケット5号機のファクトブックを制作しました。
メディア向けの参考資料として、打ち上げ時に配布されたものです。
Webでも公開されましたので、どなたでもご覧いただけるようになりました(PDF注意)。
「宇宙で国際会議したら地球は平和に」 – 前澤友作氏ら、宇宙旅行から帰還
日本人初の宇宙旅行者となった前澤友作氏と平野陽三氏が、2021年12月20日、12日間の宇宙滞在を終えて地球に帰還した。
前澤氏は「地球なう」とツイートし、元気さをアピール。今後、宇宙で撮影した動画を続々と公開していく予定だという。