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NASA、有人月着陸に向けた試験ミッション「アルテミスI」打ち上げ成功
米国航空宇宙局(NASA)は2022年11月16日、巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の打ち上げに成功した。
SLSは搭載していた「オライオン(Orion)」宇宙船を月へ向かう軌道に投入。2025年に予定されている有人月探査に向け、無人の試験ミッション「アルテミスI」に挑む。
中国の「長征五号B」ロケットの残骸が大気圏再突入、今後も落下の危険が続く?
中国が宇宙ステーションの打ち上げに使った大型ロケット「長征五号B」の機体が、日本時間2022年11月4日19時01分ごろ、太平洋上で大気圏に再突入した。
無制御の状態で再突入したため、正確な再突入地点は直前まで不明だった。燃え残った破片が海上に落下した可能性はあるものの、被害は報告されていない。
中国は今後も長征五号Bの打ち上げを続ける見通しで、対策が取られない限り、打ち上げのたびに破片が地上に落下するかもしれない危険な状態が続くことになる。
今度こそ月へ! NASAの巨大月ロケット「SLS」が射点へ、打ち上げ準備進む
米国航空宇宙局(NASA)は2022年11月4日、有人月探査の試験ミッション「アルテミスI」の打ち上げに向け、巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を発射台へと移動させた。
当初、打ち上げはこの夏に予定されていたが、トラブルやハリケーンの影響などにより延期。現時点で新しい打ち上げ日時は、日本時間11月14日14時7分(米東部標準時同日0時7分)に設定されている。
スペースX、超大型ロケット「ファルコン・ヘヴィ」で米宇宙軍の衛星を打上げ
米宇宙企業スペースXは2022年11月1日、超大型ロケット「ファルコン・ヘヴィ」の打ち上げに成功した。米国宇宙軍の軍事衛星を静止軌道に直接投入した。
ファルコン・ヘヴィは現在世界で最も打ち上げ能力の大きなロケットで、打ち上げは約3年ぶり。
今後、大型の軍事衛星や小惑星探査機、月周回有人拠点「ゲートウェイ」のモジュールなど、数々の重要な打ち上げミッションが控える。
「中国宇宙ステーション」完成へ – 人類の新たな前哨基地、その期待と懸念
中国有人宇宙飛行工程弁公室は2022年10月31日、中国宇宙ステーション(CSS)の科学実験モジュール「夢天」の打ち上げに成功した。
夢天はその後、CSSのコア・モジュールとのドッキングに成功。昨年4月から始まったCSSの建設は、ひとまずの完成を迎えることとなった。
今後、宇宙飛行士の滞在をはじめ、さまざまな宇宙実験の実施、さらには宇宙望遠鏡モジュールの打ち上げなども計画されており、米国やロシア、欧州、日本などが運用する国際宇宙ステーション(ISS)と並ぶ、人類の宇宙の橋頭堡として活躍が期待される。
『週刊エコノミスト』2022年11月1日号
『週刊エコノミスト』2022年11月1日号(10月24日発売)に、イプシロン・ロケット6号機打ち上げ失敗に関するニュース記事を寄稿しました。
日本経済新聞「イプシロン打ち上げ失敗、IHIへの事業移管に暗雲」
日本経済新聞さまにコメントが掲載されました。
月刊『軍事研究』2022年11月号
東京エレクトロン「Telescope Magazine」いつか私たちは火星人に。NASAとイーロン・マスクが挑む有人火星探査の最前線
東京エレクトロンさまのWebマガジン『Telescope Magazine』に、「いつか私たちは火星人に。NASAとイーロン・マスクが挑む有人火星探査の最前線」を寄稿しました。
NASAのアルテミス計画やスペースXの火星移住計画など、有人火星探査の現状について解説しました。
「CISTECジャーナル」2022年9月号
安全保障貿易情報センター(CISTEC)さまの機関誌「CISTECジャーナル」2022年9月号に、「対ロシア制裁によるロシアの宇宙開発及び国際宇宙協力への影響と今後の展望」という記事を寄稿しました。