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情報収集衛星「レーダー7号機」を搭載したH-IIAロケット46号機が打ち上げに成功
三菱重工業(MHI)は2023年1月26日、政府の情報収集衛星「レーダー7号機」を搭載したH-IIAロケット46号機の打ち上げに成功した。
H-IIAの打ち上げ成功率は約97.8%の高い水準を維持。2月には後継機「H3」ロケットの初打ち上げが控える。
レーダー7号機は従来に比べ、画質、俊敏性、即時性といった性能が向上。また、地球上のあらゆる地点を1日1回以上撮像するための衛星4機体制の維持がより強固なものになるとともに、将来の10機体制の確立に向けはずみがついた。
日本経済新聞 インターステラテクノロジズ、大型ロケット構想 30年代にも
日本経済新聞さまの記事にコメントが掲載されました。
1月26日(木)TOKYO FM『ONE MORNING』出演
1月26日(木)6:00~9:00放送の、TOKYO FMさまのニュース番組『ONE MORNING』にコメント出演します(7:20ごろ)。
打ち上げが迫ってきたH3ロケットや「だいち3号」についてお話ししました。
米宇宙ベンチャー「ABL」、初のロケット打ち上げに失敗 – 再挑戦に意欲
米国のベンチャー企業「ABLスペース・システムズ」は2023年1月11日、新開発の小型ロケット「RS1」の初打ち上げに挑んだが、失敗に終わった。
原因は調査中だが、第1段エンジン部で火災が発生した可能性があるという。
同社は「これまでと同じスピード感で、2号機の打ち上げに臨む」と意欲を見せる。
韓国の月探査機、月の永久影に覆われた領域を撮影 – NASA探査機の感度200倍
韓国航空宇宙研究院(KARI)などは2023年1月12日、月探査機「タヌリ」が撮影した、月の「シャックルトン」クレーターにある永久影に覆われた領域の画像を公開した。
永久影には水(氷)が埋蔵されていると考えられており、どこにどれだけ眠っているかを探ることは、将来の有人月探査や月面基地の建設に役立つ。タヌリは従来の探査機の200倍もの感度をもつカメラを使い、隠された水の探索に挑む。
ロシアの「ソユーズ」宇宙船が引き起こした“ISS史上最大の危機”、その全貌
2022年12月15日に発生した、ロシアの「ソユーズMS-22」宇宙船の冷却材漏れ事故。その影響で、国際宇宙ステーション(ISS)の運用、なにより宇宙飛行士の安全は大きく脅かされることになった。この危機に対し、米国航空宇宙局(NASA)とロシア国営宇宙企業ロスコスモス、そして米宇宙企業スペースXなどが協力し、事態の打開に向けて動き続けている。
「ISS史上最大の危機のひとつ」ともされる事態は、なぜ起きたのか。そして、技術者たちはどのようにして解決しようとしているのだろうか。
ヴァージンの空中発射ロケット打ち上げが失敗、初の英国からの軌道到達ならず
米宇宙企業ヴァージン・オービットは2023年1月10日、小型ロケット「ローンチャーワン」の打ち上げに失敗した。
打ち上げは6機目で失敗は2機目。今回が初の英国からの打ち上げだった。過去、英国本土から衛星が打ち上げられたことはなく、成功すれば歴史的快挙となり、また英国の宇宙ビジネスにとって大きなはずみにもなるはずだった。
打ち上げの拠点となったコーンウォール宇宙港の代表メリッサ・ソープ氏は、「宇宙は困難な場所ですが、私たちはまだ始まったばかりなのです」とコメントしている。
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「ソユーズ」宇宙船の冷却材漏れ、原因は依然不明 – 帰還の可否判断は1月中に
米国航空宇宙局(NASA)などは2022年12月23日、15日に発生したロシアの「ソユーズMS-22」宇宙船からの冷却材漏れについて記者会見を開き、原因は依然不明で、宇宙船の状態や今後のミッションへの影響についても調査中であると明らかにした。30日には、場合によっては宇宙飛行士の帰還のために別の宇宙船を使う可能性も示唆した。
一方、ロシア国営宇宙企業「ロスコスモス」も27日、声明を発表し、原因の解明や宇宙船の状態の分析をさらに進め、2023年1月中にも、地球帰還の可否も含め、今後の対応について最終的な結論を出すとしている。
H3ロケットが挑んだ、最終関門の試験「CFT」- 目標達成でいよいよ打ち上げへ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2022年12月20日、新型基幹ロケット「H3」の開発状況について記者説明会を開催し、同11月に実施した「1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)」について、「目標を達成した」と発表した。
これによりH3は、試験機1号機に向けた最終関門を通過。さらなる改善を経て、2023年2月12日の打ち上げに向けた準備作業へ移る。苦難の日々を乗り越え、ついに星々の世界へ飛び立つときがやってきた。
朝日新聞土曜版「be」 「サザエさんをさがして」
12月24日付けの朝日新聞土曜版「be」の、「サザエさんをさがして」というコーナーにコメントが掲載されます。
かつて朝日新聞に連載されていた長谷川町子さんの4コマ漫画『サザエさん』の一つをピックアップし、そこで取り上げられているトピックが、現代ではどのように変化しているかということを調べ、考えるという趣旨のコーナーで、「月探査 半世紀と今」というテーマでお話ししました。