メルセデスF1の“ゼロポッド”で話題、「リアクション・エンジンズ」とは?
史上まれに見る大接戦の末、劇的な結末を迎えた2021年のフォーミュラ1(F1)世界選手権。それから早3か月、2022年シーズンが幕を開けた。
今シーズンは「過去40年で最大の変化」とも称される規約変更がもたらされ、各チームのマシンの姿かたちは、昨シーズンから大きく変貌した。
そんな中、昨年惜しくもドライバーズ・タイトルを逃したメルセデスAMG F1が開発した「W13」は、他に類を見ないスリムな形状で大きな話題となっている。まるでマシンの側面を大きく削ぎ落としたような、「ゼロ・ポッド」と呼ばれるこの形状。実現した背景には、「リアクション・エンジンズ(Reaction Engines)」という英国の航空宇宙メーカーの存在があるという。